2022年10月15日
カニマン刃物
刃物の材料に廃材や刃物剛材を用いて鍛造し、柄材も主に身近な木材で作られるカニマン刃物。写真1:ヤマナジ(山刀) 鋼材:板バネ(ジープラングラー) 柄材:アリク材写真2:シマ包丁(ナイフ仕上げ) 鋼材:SK鋼(炭素工具鋼) 柄材:アリク材写真3:海包丁 鋼材...
カニマンとは、沖縄の古語で「鍛冶屋」「鉄に関わる人」だそうです。南島の伝統刃物をベースに現代の生活に合う刃物を製作しています。
2022年10月15日
刃物の材料に廃材や刃物剛材を用いて鍛造し、柄材も主に身近な木材で作られるカニマン刃物。写真1:ヤマナジ(山刀) 鋼材:板バネ(ジープラングラー) 柄材:アリク材写真2:シマ包丁(ナイフ仕上げ) 鋼材:SK鋼(炭素工具鋼) 柄材:アリク材写真3:海包丁 鋼材...
2022年08月14日
グスク時代(A・D12~15世紀頃)の遺跡から多くの刀子と呼ばれるナイフが出土する。鉄が貴重な時代で小さな刃物が多く、用途は工作ナイフと包丁といわれている。その頃の沖縄は小さな刃物で料理の具材を切っていた事がしのばれ、形は現代のぺティーナイフによく似ている。...
2022年08月04日
夏本番、木炭が燃え盛る火炉の中は1500度程に達する。鋼を敲き延ばす作業は熱さで作業能率が冬場に比べおちる。用途におもむきを置き南島の風土の中で製作された。写真1:シーグ(小刀)・シマ包丁・ヤマナジ(山刀)(撮影地日差しがやわらぐ午後の松田ブルシ海岸)写真2...
2022年06月26日
沖縄の鍛冶屋で戦前から日本復帰頃にかけて製作された刃物類を探す調査を行っている。鍛冶屋で製作された刃物は日常の仕事や台所で使う消耗品が多く現存しにくい。県内で刃物が展示されている博物館は少ないが、本部町立博物館には貴重な「海人包丁」が展示されている。写...
2022年06月20日
長かった雨季が終わりを告げるかのように今日のヒッピィー海岸は曇りながらも太陽の日差しが雲の間からのぞいていた。木炭を燃やし鍛冶を行う鍛冶屋にとって雨季は苦手な季節である。 カニマン鍛冶工房で製作された定型サイズのシマ包丁2本紹介。シマ包丁の名称はシマ(...
2022年06月08日
さばきナイフ鞘づくり写真1:完成した鞘、材は琉球松の小枝で昔からよく使われていた。写真2:さばきナイフの刃部と口金の形をとりノミと小刀で掘る。写真3:丸太の側面を鉈や鋸、ナイフで削り出し右利き用の鞘として形態を整える。掘り終えた鞘の両縁に水に強いボンドを...
2022年06月02日
スダイスナイフ(さしみ包丁) 全長:35.5cm 刃渡り:22㎝ 重さ:210g 両刃造り 鋼材:SK鋼 柄材:琉球松 定型化した和包丁のさしみ包丁は、片刃造りが基本であるが、紹介のスダイスナイフ(さしみ包丁)は、両刃である。用途が刺身の切り出し、肉の薄切り...
2022年05月14日
木製鞘(材:マンゴーの幹) ハゼ科特有の黄色い色を帯びる。刃物の鞘は、沖縄では「シィー(大意は巣)」という。霊力を放す刃物が霊力を蓄えるために休む巣であると考えられる。ウンチクはさておき、銃刀法では、刃物は凶器として利用されないように包んで持ち運びする...
2022年05月11日
カニマンシィーグ 全長:25㎝ 柄:エゾシカ 鋼:安来鋼(白紙1号) 重さ:200g 片刃作り太く重めのナイフで刃部表側の凹は北欧のナイフを参考に製作、柄は短めに手のこうに当たるように取り付ける。ナイフは実用品で魚や動物のさばき、野外での使用をイメージして...
2022年05月06日
さし草(センダングサ)はいたる所で繁茂する草で、今頃は白い花を咲かせ見方によっては草花として綺麗。種がつくとズボンや上着に種が付き厄介な雑草である。近年、薬草として注文されている。日陰の若葉は、おしたしにしたりラーメンに入れと美味しい。花びらは、不思議...